朝青龍の差し手


九州場所、本日の結びの一番は、またしても全勝街道の朝青龍と、今場所好調の魁皇。この一番、魁皇が勝てば魁皇にも優勝の目があり、逆に負ければ十中八九、今場所も朝青龍の優勝になりそうという大一番。

立会いは互角! 懐が深い魁皇が右上手を取ったか! と思いきや、朝青龍が左足を引いて上手くまわしを切っている。朝青龍が低く潜り込んでガッチリ組んだ体勢で魁皇は左手、朝青龍は右手で差し手を争う。

この差し手争い、朝青龍が上手い。体格で上回る魁皇が上から被さっている状態で、差し手を争う右手が地に付きそうなほど低い体勢でありながら、しっかり体の軸を崩さずに持ちこたえ、全力でぶつかり合っている体勢でいながら、右手は力みなく滑らかに差し手を狙う。

結果、朝青龍が魁皇の前まわしを取って寄り切る。強いなぁ〜、朝青龍。どんな形になってもまんべんなく強い。これだけ強い力士は、過去に遡ってみてもほとんど思いつかない。

史上稀なる大力士の相撲をリアルタイムで見ているわけだが、強すぎて勝って当たり前のミハエル・シューマッハ同様、見ててあまり面白くない。

誰かこの横綱をキリキリ舞いさせる強いヤツが出てきたら、相撲も面白くなるのになぁ。一人横綱っちゃ、やっぱ面白味に欠ける。